デビュー15周年記念アルバム 彩月

藤あや子( 藤彩子 ) デビュー15周年記念アルバム 彩月歌詞
1.恋酔酒(こよいざけ)

作詞:小野彩
作曲:小野彩

駄目ね お酒で忘れるはずもない
想い出があなたを連れて来る
淋しさを紛らすたびに
面影が浮かんで消える
いい事ばかりじゃなかったけれど
今夜もひとり 今夜もひとり
あなた想って酔いたいの

命枯れてもあなたと添いたいの
幸せをふたりで 紡ぎたい
泣きながら縋ってみても
戻れない あの日のように
冷たい雨に 灯(あかり)がにじむ
今夜もひとり 今夜もひとり
あなた想って酔いたいの

いいの夢でも あなたに逢う日まで
悲しみの涙は捨てました
ひとりでも 生きられるほど
強がりな 女じゃないわ
恋しさ抱いて 待ち詫びながら
今夜もひとり 今夜もひとり
あなた想って酔いたいの


2.おんな

作詞:荒川利夫
作曲:叶弦大

朝の湯舟で 涙を洗う
私を見ている 窓の雨
後を追えない やさしい人の
胸に抱かれた 愛ひとつ
逢いたい 逢いたい
ひとりが寒い

ホタルカズラの 小さな花が
未練を叱って 濡れて咲く
躰ふたつが あるならここで
ひとつくれると 言ったひと
逢いたい 逢いたい
あなたの胸に

遠いあなたに 変ったけれど
他人と云う字に したくない
思いだすほど 淋しい湯舟
雨の音さえ 泣いている
逢いたい 逢いたい
あの日のように


3.木曽の恋唄

作詞:たきのえいじ
作曲:猪俣公章

木曽のナー御岳さん 夕陽の帯を
つけて川面に ゆれている
届いた便りの恋の文字
指でなぞって 空をみる
好きなあなたに 嫁ぐ日は
やがて木曽路は 雪の中

木曽のナー祭り唄が 心にしみる
はやくお嫁に 行けと云う
ふたりで揃いの 浴衣着て
乗ってみたいな 屋形舟
あなた恋しい こんな日は
すこしお酒を 飲みましょか

木曽のナー谷間に咲く こぶしの花よ
誰に想いを 告るやら
あなたと二人で 水いらず
暮らすその日を 待ちわびる
木曽を背にして 信濃路へ
やがて東京へ まいります


4.紅(べに)


5.こころ酒

作詞:三浦康照
作曲:山口ひろし

泣いて甘える あなたがいたら
耐えてゆけます 辛くとも
そんな女の ひとり言
酔って淋しさ 忘れるように
呑みほしましょうか
呑みほしましょうか こころ酒

雨ににじんだ のれんの蔭で
強く生きてる こぼれ花
苦労かさねた 涙なら
夢を明日に つないだ胸を
温めましょうか
温めましょうか こころ酒

あなた求めて 昔の傷が
なんで今更 痛むのよ
意地をささえた 思い出を
捨てて来ました 女がひとり
呑みほしましょうか
呑みほしましょうか こころ酒


6.女のまごころ

作詞:三浦康照
作曲:水森英夫

あなたがいないと 生きて行けない
強いようでも 弱いの私
ひとりにしないで お願いだから
そばで死ぬまで 盡していたい
これが女のまごころなのよ
あなただけの胸に咲いた 花でいたいのよ

あなたに捧げた 愛はひとすじ
いつも可愛ゝ 女でいたい
冷たくしないで やさしくしてね
籠にかわれた 小鳥でいゝの
それが女のまごころなのよ
あなただけに縋りながら 生きていたいのよ

あなたのためなら 命枯れても
ついて行きます 地の果てまでも
一度でいゝから あなたに抱かれ
愛の涙を 流してみたい
これが女のまごころなのよ
あなただけを信じながら 夢を見たいのよ


7.艶姿…恋絵巻

作詞:小野彩
作曲:小野彩

宵に揺れてる 屋形船
あなた待つ身の恥ずかしさ
桜色にほんのりと頬染めながら
交わす盃 手と手が触れて
花のお江戸は 恋盛り あ〜夢盛り

(セリフ)ねぇ…このままずっと
あのお月さん 眺めていたいわ

空に輝く 恋花火
燃えて焦がれて 咲きみだれ
赤い花緒 カラコロと
肩寄せあってそぞろ歩けば 柳もそよぐ
花のお江戸は 恋盛り あ〜夢盛り

しぐれ冷たい 雪化粧
差してあげよか 蛇の目傘
細いうなじ ほつれ髪
かざす椿のその艶姿 ときめくお方
花のお江戸は 恋盛り あ〜夢盛り


8.あや子の幸せ小唄

作詞:浅倉玲
作曲:聖川湧

富士と言ったら日本一
高いお山の事だけど
富士も色々ありまして
あたし可憐な藤の花

花は花でもまだ固い
あたし蕾のつもりでも
人が言うには はやすには
お前とっくに花盛り

もしもそうならこの胸に
蝶の2匹や3匹は
飛んで止まっていいものを
悪い虫さえ飛んでこぬ

向いコタツで見つめ合い
さしつさされつ してるうち
肩を抱かれるいいとこで
今朝も夢から目がさめた

なってみたいの 幸せに
日本一とは言わないが
同じ呼び名にあやかって
富士のお山に手を合わす

富士のお山に手を合わす


9.み・れ・ん

作詞:吉田旺
作曲:山口ひろし

死ねというなら 死ぬかくご
できていました あなたとならば
それなのに… それなのに
風にまぎれて 消えたひと
…わたし今夜も ためいき川を
流れ漂う みれん舟

夢を失くしちゃ だめだよと
抱いたあなたが わたしを捨てた
それなのに… それなのに
にくみきれない 意気地なし
…ひとりゆらゆら 酔待川(よいまちがわ)に
沈みそうです みれん舟

泣いてあの日が 戻るなら
化粧なみだで 洗いましょうか
それなのに… それなのに
消息ないまま 春は逝く
…わたしどこまで 人の世川の
霧にさまよう みれん舟


10.一輪ざし

作詞:白鳥園枝
作曲:弦哲也

淋しい目ざめの その朝に
一輪ざしの いとおしさ
ひとりぼっちの 私の運命に
どこか似ている 赤い花
悲しみばかりの 赤い花

(セリフ)貴方が来てくれる…
そんな気がして 赤い花を買いました
着物はどれにしようかと 迷っています…

小さな窓辺に 香る花
一輪ざしに 揺れている
恋にはぐれて 沈んだ心に
夢を抱きたい 独り花
愛して下さい 独り花

やさしいお方に 逢える日は
一輪ざしに 活けましょう
そうよ 女の まごころひとすじ
とどけたいのよ 赤い花
想いを寄せます 赤い花


11.むらさき雨情

作詞:三浦康照
作曲:山口ひろし

いのちを惜しむ 私なら
あなたについて 行かないわ
ふたりの傘に ふりかかる
ふたりの愛の 恋しぐれ
むらさきの雨、雨に にじむ想い出は
愛した女の 涙でしょうか

さだめの糸で 結ばれた
ふたりの絆 信じたい
あなたの匂い しみついた
あなたと住んだ あの部屋は
むらさきの雨、雨に 遠くかすむ町
訪ねた女の 未練でしょうか

夢でもいいの いつまでも
あなたの傍で 尽したい
私の胸の 片隅で
私を焦がす 恋灯り
むらさきの雨、雨に 濡れて泣いている
愛した女の 心でしょうか


12.くちづけ

作詞:松井由利夫
作曲:弦哲也

外は 遣らずの 小糠雨
窓に ため息 夢しずく
いいの いいのよ 今はひとりでも
あなたとかわした くちづけが
ほおずき色の くちづけが
きっと幸福 迎えにきてくれる

右へ 左へ よろけたら
遠く なるだけ おんなの道
いいの いいのよ 肩が寒くても
あなたの優しい くちづけが
命にしみた くちづけが
紅をさす指 こんなに熱くする

恋の 押し花 秘め箱に
そっと 重ねて 春を待つ
いいの いいのよ 夜が長くても
あなたの涙の くちづけが
霞の中の くちづけが
いつか灯りを 灯してくれるから


13.雨夜酒

作詞:荒川利夫
作曲:叶弦大

あなたが消えた 雨の中
ひとりぽっちに なりました
泣いていいよと 云う酒に
涙ばかりを 見せている
あぁおんな裏町
雨夜酒…

妻の字ひとつ 連れている
そんなあなたが 遠くなる
惚れたこころの この痛さ
雨よ流して流させて
あぁ未練つないで
雨夜酒…

これから夢で 逢えるよと
云っているのか 路地の風
腕をからめた しあわせが
忘れられないふたり傘
あぁ酔って明日も
雨夜酒…


14.ふたりの絆

作詞:小野彩
作曲:小野彩

夢じゃないのね このままずっと
あなたと道連れ 離れはしない
やっとめぐり逢えた この恋だから
一生一度の 思いを込めて
夜空の星に そっと祈るの ふたりの絆

傘を持つ手の ぬくもりさえも
愛しさつのる 夜更けの街よ
悔いはしません 迷いは捨てて
一生一度の 支えと信じ
明日を見つめて 歩きたいのよ ふたりの絆

雨に濡れて咲く 純連(すみれ)のように
涙を重ねて 輝きたいの
苦労覚悟で 乗り越えてゆく
一生一度の 心と決めて
寄り添う肩を 抱いて下さい ふたりの絆


15.おばこ巡礼歌

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

北の岬に 夕陽が散って
ひとり旅には お似合いネ
忘れようにも 思いでばかり
すべて枯れ果て 旅にでた
ふわり、ゆらり… そっとしといてョ
男鹿のカモメ 私も泣くワ
おばこナ…

昔あんたと 吹雪の中で
再会誓って 別れたネ
忘れようにも 思いでばかり
あの日の ふたりの 日本海
ぱらり、ぽろり… あんたどこ居るの
男鹿の風よ 会わせても一度
おばこナ…

便り届かず 涙も枯れて
月日お酒が 増えるだけ
忘れようにも 思いでばかり
遠くでいいから 会いたいの
カラリ、コロリ… 運命から回り
男鹿の波よ お願い あのひと
おばこナ…


16.雪 深深(しんしん)


17.流氷恋唄

作詞:小野彩
作曲:小野彩

最果ての色褪せた空も凍る街
ここは網走 最後の波止場
あなた二度と 追いかけないで
これが運命と 諦めて
沖のはぐれ鳥 北へ北へ北へ行く
流氷恋唄

恋しさに泣き濡れた遠い北の街
風も散切れる 能取岬
あなたもっと 私を抱いて
熱い唇 重ねても
明日は流れ鳥 何処へ何処へ何処へ行く
流氷恋唄

あなた二度と戻れはしない
なさけ断ち切る 紋別港
春を告げる鳥 飛んで飛んで飛んで来い
流氷恋唄


18.そんなあんたに惚れたのさ


19.しのび花


20.冗談じゃない

作詞:小野彩
作曲:さくらなな

いつもと違う その香り
近頃ちょっと よそよそしいわ
気のせいかしら 本気じゃないよね
あなた ずるい人

冗談じゃない わかってるのよ私
弱気な心 見抜いているわ
駄目よ ダメよ つまらない恋に溺れて
今夜も フラリ振られて
嫌になっちゃうわ

煙草のけむり 目に沁みる
お酒のせいね 泣いちゃいないわ
自惚れないで 私は平気よ
あなた 憎い人

冗談じゃない 許してなんかいない
都合のいい女 演じてる
嫌よ イヤよ 気付かぬ振りして
やっぱり今夜も フラリ振られて
駄目になっちゃうわ

冗談じゃない 後悔するわあなた
こんなにいい女 いないはず
馬鹿ね バカね 二度と逢えないよ
これで最後よ フラリ振られて
嫌になっちゃうわ

イヤになっちゃうわ

嫌になっちゃうわ

あー イヤになっちゃうわ


21.満月一夜

作詞:小野彩
作曲:小野彩

口に出す程 まだ この恋は
想い出になんて なっちゃいない
胸の奥に しまい込んで
誰にも見せたくない… そんな恋もあるのさ

今宵一夜は 満月の
青い光に照らされて
愛しさ 恋しさ 浮かんで消えて
ほろ苦い酒を頬張って
忘れてしまえと 吠えてみる
あー吠えてみる

いつも側に居て わがまま聞いて
優しさだけじゃ 物足りなくて
そんな勝手な ずるい心
叱って思い切り… あなた解ってないのね

この世のせつなさ儚さは
かくれ雲に包まれて
空の青さに 委ねていたい
今さらながら 気づいたわ
明日が来るさ いつの日も
あーいつの日も

今宵一夜は 満月の
青い光に照らされて
恨みごとひとつも 聞いておくれ
そっと呟いて 見上げれば
素知らぬ顔して遠ざかる
あー遠ざかる


22.夕顔


23.恋どろぼう


24.AGAIN

作詞:下地亜記子
作曲:小野彩

涙と歓びの 振り子のように
恋はいつだって 哀しみを連れてくる
帰らぬあなたは 今頃どこに
窓に枯葉色の 想い出揺れるだけ

※AGAIN 愛よ戻れ
ひび割れた この胸に
AGAIN そしてあなた
激しく抱きしめて
熱く吹き荒れた 愛の嵐
もう一度 もう一度…※

ひとつの幸せと めぐり逢うために
人はいくつもの 哀しみを集めるの
出逢いのあの日の ときめきさえも
季節は魔法のように 心を変えてゆく

AGAIN 愛よ戻れ
凍てついた この胸に
AGAIN そしてあなた
涙を拭きに来て
熱く吹き荒れた 愛の嵐
もう一度 もう一度…

(※くり返し)


25.港子守歌

作詞:下地亜記子
作曲:小野彩

はよ寝ろ泣かんで おろろんばい
おろろん おろろん おろろんばい

鴎(とり)の数より なお多い
涙ため息 哀しみよ
騒がないでね 海鳴りよ
遠い想い出 目を覚ます
はよ寝ろ泣かんで おろろんばい
おろろん おろろん おろろんばい
風よ歌って 子守歌 港子守歌

熱い口づけ 恋しいの
灼けた素肌が 恋しいの
あなたに逢いたい 今すぐに
夜更けぐずるか 恋心
はよ寝ろ泣かんで おろろんばい
おろろん おろろん おろろんばい
海よ歌って 子守歌 港子守歌

はよ寝ろ泣かんで おろろんばい
おろろん おろろん おろろんばい
波よ歌って 子守歌 港子守歌


26.かりそめの恋


27.迷い雨


28.愛に揺れて


29.愛は永遠(Foever Love)


30.淋しいよ


31.夕凪


32.輪廻の鎖